猫のペット保険は本当に入るべき?詳しく知りたい!

ネコちゃんには人間のような健康保険がないため、診療費は自由診療で全額自己負担となります。
病気やケガをすると通院や手術に思わぬお金がかかってしまうことがありますよね。

そんな万が一に備えるため、「ペット保険」という選択肢があります。

獣医療は年々高度化しており、ペットの寿命が延びている一方で、医療費は高額化の傾向にあります。
そのため、ペット保険のニーズはさらに高まってきています。

ペット保険はいつから始まったの?

世界では、約100年前にスウェーデンで畜産動物向けの保険として始まったといわれています。日本では20年ほど前から、犬や猫など愛玩動物向けのペット保険が販売され始めました。

どうしてペット保険が必要なの?

ペットの診療費は動物病院が自由に設定できる自由診療です。
更に、ネコちゃんには健康保険がないため、病気やケガにかかる費用の全額を負担しなければならず、支払い金額は人間よりも高額になりがちです。

日本獣医師会の調べでは、ペットが一年間に動物病院を利用する頻度は平均7.4回。治療にかかった費用の最大額は平均58,993円となっています。
かかりつけ医で対応できない病気やケガについては、より専門的な知識や高度医療機器を備えた施設で「二次診療」を受けるケースも多く、場合によってはもっと高額になる可能性があります。

また、寿命がのびたことにより、昔と比べてペットの健康維持にかかるお金も増加傾向に。金銭的な心配をせず、ネコちゃんに十分な医療を受けさせられるように、ペット保険に加入する人が増えていると考えられます。

ペット保険選びはその子の個性に合わせるべし!

どんな保険会社でも大まかには下記のような2タイプを用意している場合が多いです。

①総合的に通院、入院、手術を決められた割合で補償する
②通院は対象外だが、手術やそれにかかわる入院は多い割合で補償してくれる

また、保険会社によって特定の病気やケガを保険の対象外としている場合があります。
自分の飼っている子に発症しやすいものについては、あらかじめ対象になっているかどうかきちんと調べてから加入すると安心ですよ。

その他に、少額短期保険(保障(補償)額が少額で、短期の保険契約)を扱う保険会社もあります。通称「ミニ保険」とも呼ばれ、手軽な掛け金で加入ができます。

飼い主さんのニーズに合わせて選ぶといいでしょう。

保険が適用できない場合もあるの?持病や年齢での制限は?

避妊や去勢など、「予防的」なものについては認められません。
しかし、病気やケガになって、獣医師さんが必要だと判断した治療内容に関しては、特別な理由がない限り概ね保険は適用できるでしょう。
ただ、保険会社や商品、その子の持病などによってケースバイケースの判断にはなるので、気になることがあったらその都度加入している保険会社に確認をしてみてください。

持病がある子でも、それ以外の病気やケガについては加入できる場合もあります。
保険に申し込む際に、飼い主さんが告知する必要があるので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
また加入できる年齢は保険会社や商品によって異なるので、そのあたりも加入前に確かめておくと安心ですよ。

犬より低い猫の加入率!

ネコちゃんは、ワンちゃんに比べて加入率が低い傾向があります。
譲ってもらったり拾ったりして迎えられる子が多く、飼い始めに保険の説明を聞くチャンスが少ないということが影響しているのかもしれません。

ネコちゃんは体調が悪くても表現しない子が多いですが、健康上のリスクがあるのは犬と同じです。大事な愛猫のために、しっかり備えてあげたいですね。

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