ネコちゃんのおしっこはどう採るの?意外と簡単な3つの方法教えます!
ネコちゃんは、腎臓病にかかる割合が高い動物といわれています。そのため定期的な尿検査が必要になるケースも多くみられます。
動物病院でおしっこを持ってきてくださいと言われたけれど、どうやって採ったらいいか分からない、うまく採れるか心配・・・そんな不安を抱えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
でも実は、やり方を知れば意外と簡単にできるのです!
今回は猫トイレを使った採尿方法についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
猫トイレを活用しよう!
ネコちゃんのおしっこは、猫トイレを活用すると簡単に採ることができます。
今回は「システムトイレ」と「通常のトイレ」を使った、3通りの採尿方法をご紹介したいと思います。
まずはそれぞれのトイレの特徴を見てみましょう。
■システムトイレ
上下2層に分かれた猫トイレ。上部には水分を吸収しない「チップ」と呼ばれる猫砂を入れます。下部には引き出し式のトレーが収納されているので、そこに吸水シートを敷いて使用します。
上部のチップを素通りしたおしっこが、下部の吸水シートに吸収される仕組みで、従来型のトイレと比べると掃除の頻度が少なく済むのが特徴ですよ。
■通常のトイレ
昔からある従来型の猫トイレ。おしっこで固まる猫砂を使用し、ネコちゃんがトイレを使うたびに砂のかたまりを取り除く必要があります。
採尿の際には、いつもの固まる猫砂ではなく、システムトイレと同じチップを入れてくださいね。
どちらのトイレでも採尿は可能です。
ネコちゃんが緊張してしまわないように、使い慣れたトイレでチャレンジしてみましょう!
システムトイレ+トイレシートの場合
まずは「システムトイレ」と「トイレシート」を使った方法です。
■Step1
システムトイレのトレーに、裏返したトイレシートを敷きます。裏返すことでおしっこがトイレシートに吸収されるのを防ぐことができますよ。次に上部にチップを入れます。
□POINT
正確な尿検査を行うため、チップは新しいものに替えましょう。
■Step2
ネコちゃんがトイレを使ったら、トイレシートに溜まったおしっこをスポイトなどで吸い取ります。
□POINT
システムトイレの上部を外すと採りやすくなりますよ。
システムトイレのみの場合
次に、トイレシートを使わず「システムトイレ」のみで採尿する方法です。
■Step1
システムトイレからトレーを引き出し、きれいに除菌します。トレーには何も敷かず元に戻し、最後に上部にチップを入れます。
□POINT
正確な尿検査を行うため、チップは新しいものに替えましょう。
■Step2
ネコちゃんがトイレを使ったら、再度トレーを引き出し、溜まったおしっこをスポイトなどで吸い取ります。
□POINT
ネコちゃんが警戒せずおしっこできるように、システムトイレに慣れさせておきましょう。
通常のトイレ+トイレシートの場合
最後に、「通常のトイレ」と「トイレシート」を使った方法です。
■Step1
まずは、普段使っている固まる猫砂をすべて取り除きます。トイレの底に裏返したトイレシートを敷き、その上にチップを敷き詰めます。
□POINT
システムトイレと同じ、水分を吸収しないチップを使用しましょう。固まる猫砂を使うと、おしっこが吸収されてしまって採尿できません。
■Step2
ネコちゃんがトイレを使ったら、チップをかき分けて、トイレシートに溜まったおしっこをスポイトなどで吸い取ります。
□POINT
確実に採尿するために、ネコちゃんがおしっこした位置をしっかり確認しておきましょう。
おしっこはネコちゃんの健康のバロメーター
尿検査で正確な結果を得るためには、採尿したおしっこを1時間以内に動物病院に提出するのが理想的です。ですが、ネコちゃんのおしっこのタイミングによっては、それが難しい場合もありますよね。そんなときはおしっこを冷蔵保存して、6時間以内に持って行くようにしてください。
また変化に敏感なネコちゃんは、もしかしたらトイレの様子がいつもと違うことに気づき、おしっこするのをためらってしまうかもしれません。しかしネコちゃんの健康を守るためには、尿検査はとても大切です。
いざというときにあわててしまわないように、ぜひ一度、猫トイレを使った採尿方法を試してみてくださいね。