実は危険が潜んでいる!?伸縮リードの使い方を見直そう!

ワンちゃんとのお出かけに欠かすことができないのがリードです。

中でも愛用者が多い伸縮リードは、実は使い方を誤ると思わぬトラブルに発展することがあるのです!
今回は伸縮リードを安全に使うための注意点についてまとめました。

伸縮リードってどんなもの?

伸縮リードは、自動巻き取り式の伸び縮みするリードです。
持ち手にロック機能がついていて、リードの長さを自由に変えることができるのが特徴です。

細いひものようなコードタイプと平たいテープタイプの2種類があり、3~5mくらいの長さが主流で、中には10mも伸びるものも。

また、商品によって対応体重が異なるので、ワンちゃんの体格にあったものを選ぶことが大切です。
加えて、伸縮リードは定期的な点検が必要です。

リードにほつれがないか、巻き取りがスムーズにできるか、ロックは壊れていないかなど、こまめにチェックすることをおすすめします。

伸縮リードの正しい使い方が知りたい!

自由に長さを変えられる伸縮リード。
とても便利なアイテムのように思えますが、使い方には注意が必要です。

基本的には常にロックをかけた状態で使用します。なぜなら、ロックをかけていない伸縮リードは、事故やトラブルを招きかねないからです。

ワンちゃんの安全を守るために、飼い主さんとワンちゃんが寄り添える適度な長さで固定してください。

また、ロックをかけたつもりでも実際にはかかっていなかった・・・という話もよく耳にします。
万が一ロックをかけ忘れてしまったときのことを考え、伸縮リードを使用する前にマテや呼び戻しなどのトレーニングを行い、しっかり身につけておいてくださいね。

では、どんな場所ならロックを外しても良いのでしょうか。

・車や自転車が通らない
・周りに人や他の犬がいない
・広くて遠くまで見渡せる

このような安全な場所でのみ、ロックを外して遊ばせてあげてください。
その際も常にワンちゃんから目を離さず、見守っていてあげると安心ですね。

正しく使わないとどうなる?トラブル例はこちら!

もし誤った使い方をした場合、どのような危険性があるのでしょうか。

■交通事故
リードにロックをかけずに歩くと、ワンちゃんが道路に飛び出して交通事故にあう可能性があります。
普段飛び出すことがないワンちゃんでも、突然の物音で驚いた場合など、予測できない動きをすることも。

ロックがかかっていない伸縮リードはどんどん伸びて、とっさにワンちゃんを制止するのが難しくなってしまいます。実際に悲しい死亡事故も起こっています。

■他の犬や人とのトラブル
リードが伸びる状態で他のワンちゃんに近づくのは避けてください。
いろいろな性格のワンちゃんがいるので、不用意に近づくとケンカになったり、お互いケガをしてしまったりするかもしれません。

「うちの子はフレンドリーだから大丈夫」と思いがちですが、これはどのワンちゃんにも当てはまることです。

また公共の場では、犬が好きな人ばかりではないということも意識して、お互い譲り合って気持ちよく過ごしたいですね。

■拾い食いなど
リードを長く伸ばして、飼い主さんとワンちゃんの距離が離れているとき、心配なのが拾い食いや誤飲です。

ワンちゃんは落ちているものを見つける天才なので、飼い主さんが気づかないうちに、何か口に入れてしまうかもしれません。特に子犬や拾い食い癖があるワンちゃんは注意してくださいね。

意外と多い持ち手の落下!対策は?

きちんとロックをかけてマナーを守れば、トラブルを防げる伸縮リード。
しかし他にも、注意しなくてはいけないことがあります。

それは「持ち手」を離してしまうこと。これが意外と多く、伸縮リードを使ったことのある飼い主さんなら、一度は経験しているかもしれませんね。

伸縮リードの持ち手は、硬い素材でできていて重さもあります。
地面に落とすと大きな音がするので、驚いたワンちゃんがそのまま逃走してしまう例があとを絶ちません。また、落とした持ち手がワンちゃんの体に当たると、打撲や骨折などのケガをさせてしまうことも。

そんな事故を防ぐために、伸縮リード用のストラップをつけることをおすすめします。
ストラップで飼い主さんの手首にしっかり固定しておけば、万が一持ち手を離してしまっても安心ですよ。

正しく使って安全に歩こう!

どんなに便利なアイテムでも、使い方を誤ると大きな事故につながりかねません。

伸縮リードは、特にお子さんが持っているときにトラブルが起きやすい傾向があります。

持ち手が重くて落としてしまったり、大人が気づかないうちにロックを外してしまったりすることが原因と考えられます。
その場合、伸縮リードではなく普通のリードを使うことも検討してみてくださいね。

リードは、飼い主さんとワンちゃんをつなぐ大切なものです。
ぜひ場所や状況に適したものを選んで、安全にお散歩を楽しみましょう!

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