ワンちゃんの液状の薬、どう飲ませる? 失敗しないコツを解説
動物病院で液状の薬を処方されたとき、みなさんはどのようにしてワンちゃんに飲ませていますか?
器に出してなめさせるだけでは、残してしまったり、どのくらい飲んだか分からなくなったりすることもあります。
今回は、適量の液剤を確実に飲ませるための方法をまとめました。
Step１｜薬を準備しよう
まずは液剤を注射器に入れます。
メモリを確認しながら、動物病院で指定された量をしっかり量りましょう。
💡 POINT
粉薬を水に溶かして飲ませる場合も、同じ手順でOKです。
Step２｜薬を口に入れよう
① 利き手に薬の入った注射器を持ちます。
💡 POINT 筒先が小指側にくるように握ると安定します。
② ワンちゃんの体を、脇で軽く押さえます。
💡 POINT 落ち着かせるために、やさしく声をかけてあげましょう。
③ 顔を少し上に向かせて、犬歯の後ろの隙間から注射器を差し込みます。
④ 薬をゆっくりと流し入れます。
💡 POINT 一気に入れると気管に入ってしまうことがあるので、ゆっくりと!
Step３｜少しずつ慣らしていこう
薬を飲むのが苦手なワンちゃんは多く、準備を始めた途端に逃げたり隠れたりする子もいます。
そんなときは、「注射器は怖くないよ」という練習から始めましょう。
薬の代わりに、水やヤギミルクを入れて、なめさせてみるのもおすすめです。
徐々に慣らしていけば、液剤もスムーズに飲ませられるようになりますよ。
Step４｜嫌がって飲まないときは?
慣れていても、どうしても嫌がって動いてしまうことはあります。
そんなときは、体をタオルで包んでみてください。
一時的に動きを制限でき、こぼれにくくなります。
それでも難しい場合は、無理せず獣医師さんや看護師さんに相談を。
焦らず、安全に飲ませてあげましょう。
Step５｜上手に飲めたら、たっぷり褒めて!
液剤を飲ませるのは、慣れないうちは大変ですが、コツをつかめば短時間で終わらせることができます。
そして何より、上手にできたら思いきり褒めてあげることが大切!
ワンちゃんは飼い主さんに褒められるのが大好きです。
「頑張ったね」のひと言が、次の成功につながります🐾