錠剤をスムーズに飲ませるコツ「薬を飲ませるのが大変…」お悩みを解決!

病気や体調不良、予防のためなどで、動物病院から錠剤を処方されたことはありますよね。
でも、いざ飲ませようとすると、なかなかうまくいかずに困ってしまったという経験ありませんか?

しっかり治療・予防するためには、薬を正しく飲ませることがとても大切です。

今回は、そんなときに役立つ「錠剤の上手な飲ませ方」をまとめました。
上の動画も参考にしてみてください。

まずは「口を固定して薬を入れる」

さっそく、錠剤を飲ませる手順を見ていきましょう。

Step1
ワンちゃんの体をタオルで包み、しっかり保定します。
そのまま犬歯の後ろから薬を入れましょう。

📝 POINT
犬歯の後ろに指を入れると、自然に口が開きます。

Step2
薬が入ったのを確認したら、口を軽く閉じて上を向かせます。

📝 POINT
きつく閉めすぎないよう注意してくださいね。

次に「口に入れた薬を飲ませる」

Step1
口を閉じたまま、優しく喉をさすってあげましょう。

📝 POINT
カプセルの場合は、事前に水で濡らしておくと飲み込みやすくなります。

Step2
舌がペロッと出たら、飲み込んだ合図です。手を離してOK。

📝 POINT
水で濡らした指で鼻先を軽く触れると、飲み込みを促せます。

Step3
「お薬飲めていい子!」と声をかけて、しっかり褒めてあげましょう。

📝 POINT
「薬=いいことがある」と覚えてもらうことが大切です。

薬が食道に残ると、食道炎を起こすことがあります。
投薬後は必ずお水やごはんを少しあげて、薬が残らないようにしてあげてくださいね。

また、薬を吐き出す子もいるので、しっかり飲み込んだかどうかの確認も忘れずに。

どうしても飲んでくれないときは?

ワンちゃんが嫌がって錠剤を飲んでくれない、口に入れてもすぐ吐き出してしまう…。
そんなときは「投薬補助トリーツ」を試してみましょう。

おやつ感覚で食べられるのが特徴で、ペースト状やポケットタイプなど、いろいろな形が動物病院やペットショップ、ホームセンターなどで市販されています。
ぜひ、うちの子が気に入るタイプを探してみてくださいね。

それでも錠剤だけ上手に吐き出してしまう子や、持病などで補助トリーツが使えない子もいます。
そんなときは、無理をせず獣医師さんや看護師さんに相談を。
かかりつけの動物病院でアドバイスをもらいましょう。

薬の時間を「楽しい時間」にしよう!

無理やり薬を飲ませられると、ワンちゃんにとって大きなストレスになります。
冒頭の動画を見て、手順をしっかり覚え、できるだけ手早く済ませてあげましょう。

そして、ワンちゃんは“褒められる”ことが大好き。
お薬の時間が「いいことがある時間」と感じられるよう、たくさん褒めてあげてくださいね。

💡 まとめ
・犬歯の後ろから優しく薬を入れる
・飲み込んだ後は水やごはんで流す
・褒めて「薬=うれしいこと」に

ちょっとしたコツで、投薬のストレスをぐっと減らせますよ。

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