ワンちゃんに液剤を飲ませる方法が知りたい! どうやったらうまくいくの?
動物病院で液状の薬を処方されたとき、みなさんはどのようにしてワンちゃんに飲ませていますか?
器に出してなめさせると、ワンちゃんが残してしまったり、どれくらい飲んだか分からなくなったりする可能性があります。
今回は、適量の液剤を確実に飲ませるための方法をまとめました。
薬を準備しよう!
まずは液剤を注射器に入れます。
メモリを確認しながら、動物病院で指定された量をしっかり量りましょう。
□POINT
粉薬を水に溶かして飲ませる場合も同様です。
薬を口に入れよう!
次に、注射器に入れた薬をワンちゃんに飲ませていきましょう。
■Step1
利き手に薬の入った注射器を用意しておきます。
□POINT
筒先が小指側にくるように握りましょう。
■Step2
ワンちゃんの体を、飼い主さんの脇で軽く押さえます。
□POINT
頭をなでて落ち着かせてあげましょう。
■Step3
顔を少し上に向かせて、注射器を差し込みます。
□POINT
犬歯の後ろにある隙間に入れましょう。
■Step4
注射器の薬をゆっくりと流し入れます。
□POINT
気管に入ると苦しませてしまうので、一気に入れないようにしましょう。
少しずつ慣らしていこう!
薬を飲むのが苦手なワンちゃんは多く、飼い主さんが準備を始めたとたんに逃げ出したり、隠れたりしてしまう子もいるほどです。
注射器に対して嫌なイメージを持たせないように、まずは見せるだけから始めてみてはいかがでしょうか。
薬の代わりにお水やヤギミルクなどを入れて、ワンちゃんになめさせてみるのも良いですね。
「注射器は怖くない」と教えてあげられたら、液剤もスムーズに飲ませることができますよ。
嫌がって飲んでくれない! そんなときはどうしたらいいの?
いくら普段から慣らしていても、ワンちゃんが嫌がって動いてしまうことはよくあります。
もし液剤がこぼれてしまうと、正確な量が飲ませられない可能性も…そんなときは、ワンちゃんの体をタオルで包んでみてください。
一時的に動きを制限することで飲ませやすくなります。
それでも動いたり暴れたりしてしまう場合は、無理をせず獣医師さんや看護師さんに手助けしてもらいましょう。
まずはかかりつけの動物病院で相談してみてくださいね。
たくさん褒めてあげよう!
ワンちゃんに液剤を飲ませるのは、慣れないうちは難しいかもしれません。
でも手順をしっかり確認しておけば、短時間で済んでワンちゃんの負担を減らすことができますよ。
そしてワンちゃんたちは、飼い主さんに褒められるのが大好きです。
上手に飲めたら、いつもよりたくさん褒めてあげましょう!